札幌は、30℃を越える暑い日が続きましたね!北海道の各地では、35℃を越える気温もありましたが、皆さんはどんな風に暑さをしのいで過ごされましたか?
暑い一日の終わりには、ミントでアロマバスがオススメですよ。薄荷湯やミント湯という言葉は、聞いたことがあるのではないでしょうか。精油を利用しても、お庭で育てたミントを摘んで利用しても、楽しむことができますよ。
薄荷は、シソ科ハッカ属(またはミント属)の植物です。とても清涼感のある植物で、夏の暑い時期には入浴剤やデザート、ハーブティーなど、見かける機会がとても多くなります。メントールによりスッとする感覚を味わうことができるためですが、新陳代謝を高めたりリラクゼーションとしての効果以外にも、抗菌や殺虫効果、消臭効果も期待できるスグレモノなのです。
精油を利用される場合、3~5滴ほどをお風呂にいれてください。あまりお肌が強くない方は、少なめの3滴で。42度程度で成分が蒸発するのですが、このときに脳が「冷たい」と勘違いするため、スーッとした感覚を感じるのですね。実際にからだは冷えていないのですが、脳が勘違いをしてからだを温める指令を出し、新陳代謝が活発になるのです。入浴後の発汗は少なく、汗がさっと引いてくれるのも、暑い夏には嬉しいですよね。
生のハッカの場合は、陰干ししたものを2つかみほど袋に入れて、2リットルほどのお湯をかけ、蒸らします。20分も蒸らせば十分です。蒸らした液体と袋をお風呂のお湯に入れれば、薄荷湯の完成です。
施術前に、薄荷湯ですっきりされてから…というのもいいかもしれません。
北海道の北見では、かつて、世界で生産される薄荷の70%を担っていました。合成ハッカの誕生により、北見での栽培は衰退してしまいましたが…。国産で天然のものが重宝され見直される今、国内生産の9割以上が、北海道の滝上町で栽培されています。
先日、芝桜を観に滝上まで行ったのですが、その際に購入した薄荷水が大活躍したここ数日の暑さでした…。明日は少し過ごしやすくなり、その翌日からはまた涼しくなるようですが、今年の夏は薄荷湯を試されてはみてはいかがでしょうか。すっきりしますよ!