札幌に初夏の訪れを告げる「ライラックまつり」も終わり、気持ちよい青空が広がる日々が続いていますね。
フランス名のリラと呼ばれることもあるライラックは、1960年に「札幌の木」として市民の投票により選定されました。モクセイ科の植物で、札幌市民にとっては馴染みのある木です。
甘い香りの漂うライラックですが、そういえば、精油としての取り扱いはあまり見ないですよね。ラベンダーは、お土産屋さんにたくさんありますが…。
ライラックの精油の香りは、生花の香りとかけ離れたものになってしまいます。溶剤抽出という方法で、僅かですが採取されているようです。香調としてもバラやジャスミンについで重要な地位を占めていながら、生産量は多くありません。
安価な精油に比べるとお値段も少々張るので、残念ですが、ライラックの精油を使ってお手軽にアロママッサージ…ということは難しそうですね。
香りを楽しむという目的だけでしたら、とても有名な、北海道は富良野の某ファームで作っているものが、生花に近くいい香りが楽しめると思いますよ。香水とのことですが、重すぎず、コロンの様な軽さです。
もともとライラックは、切り花にするとあっというまに香りがなくなってしまうような、儚い香り持ち主です。そんな部分も、うまく表現されているのではないでしょうか。
これからの季節、札幌は観光客の方々で賑わいます。
お土産には、お菓子や農産物、海産物などたくさんありますが、たまには香りのお土産もいいかもしれませんね。
個人的には、チーズがおすすめだったりするのですが、関係のない話なのでこの辺でやめておきますね(笑)