さて、前回までは、オーシャンマッサージや入浴の環境づくりについて紹介してまいりました。今回からは、バスルームでのセルフマッサージと、お湯に浸かる時間のない方のシャワーの浴び方などを紹介していきますね。
セルフマッサージでは、特に難しいことはしません。からだが温まったところで、軽くほぐしてゆくというような感覚です。
二の腕も脚も、揉みほぐす?さする?たたくを軽く行います。マッサージのお勉強をされて知識のある方は別ですが、そうでない場合には、気になる部分に軽く行うだけで充分です。
脚は、まず下から上に向かって両手でさすり上げていきましょう。さすり終わったら、全体を揉みほぐします。ふくらはぎの内側を 両手で掴み、もみもみ。内腿まで上がったら、反対も同様にしましょう。その後、全体を軽くたたいていきます。
腕も同様です。マッサージを行うときは、足の裏、脚からおなか、とからだの末端から心臓へと向かって行くように行いましょう。
さて。肝心の肩と首です。
肩こりが気になる方は、半身浴ではなく、肩までしっかり浸かり、肩の筋肉を温めてあげてください。
肩が温まったなと感じたら、肩甲骨をくるりと回すようなイメージで、肩を前から後ろへとゆっくりと5回ほど回します。手を後ろにまわして胸を張る状態にします。この動作で背中が伸びていきますよね。このふたつの簡単な動作で、1セットです。やりすぎは禁物ですが、気持ちいいと感じる範囲で数回おこなってください。
次に首です。こちらもゆっくりと、左右に倒します。右に、左に、右に、左に。数回繰り返したら、今度は上下に。
たったこれだけの事ですが、お湯に浸かって行うだけで、改善はみられると思いますよ。本当でしたら、ゆっくりと浸かったあとにセラピストの施術を受けていただきたいところですが、毎日そうはいきませんので、ご自分のからだのためにしっかりと
セルフケアしておきましょう。