数回に渡ってアロマトリートメントの基本となる手技を紹介してきましたが、エフルラージュ・フリクション・ニーディングに続き、最後は｢プレッシャー｣を紹介いたしますね。
｢プレッシャー｣は、指圧のように母指などを使い、皮膚を点で押してゆく手技です。親指のお腹を使って、ツボや筋肉を押し緊張を緩めコリをほぐしてゆきます。
適度な圧をかけてツボを刺激することで、コリや疲れを軽減させカラダの自然治癒力を高めます。また、気の流れを良くするとも云われていますね。
｢プレッシャー｣は、アロマトリートメントの4つの基本手技の中で一番コツや注意点が多い手技かもしれません。
急に強く押したりはせず、ゆっくりと指を沈めてゆくイメージを大切に行いましょう。特に、ふくらはぎなどは扱い方を間違えると、こむら返りを起こしてしまう方もいらっしゃいますので、注意が必要です。
また、指の力で押すのではなく、ゆっくりと体重をかけて押してゆきます。押すときに、息を吐きながら同時に指を沈めてゆきましょう。相手の呼吸と自分の呼吸を きちんと意識することがポイントになります。
押して沈めていった指を戻す際にも、ゆっくりと同じスピードで戻します。
動きは指圧とも似ていますが、アロマオイルを使い優しく流れるような動きが特徴のアロマトリートメント。無理な圧をかけてゆくことはしませんが、エッセンシャルオイルの効果もあり、十分なリラクゼーション効果とコリやむくみの軽減が期待できます。
