「フリクション」とは、指圧の揉捏法に近い動きをします。アロマトリートメントにおいては、母指・四指・手根部・母子球などを使い、圧をかけながら小さく円や螺旋を描き、前後左右にスライドさせる等の手技です。「強擦法」とも呼ばれています。
以前にご紹介した「エフルラージュ」は、被施術者のからだの状態を確認したり、手技と手技のつなぎであったり、塗布やリラックスを主な目的として行われる手技でした。
「フリクション」は、筋肉をほぐしコリや痛みを改善し、血液の流れを良くするために行われる手技になります。
「エフルラージュ」が肌の浅い部分にあるリンパや血管に作用する手技で、「フリクション」は深部に働きかけてコリなどをほぐしてゆく手技なのですね。
指が深く入り筋肉に届く手技ですので、正しい位置に圧をかけなければ痛みを伴います。爪が伸びている状態ですと、強めに圧をかけたときなど皮膚に爪があたり痛いため、爪の状態にもしっかりと気を配りたいところです。被施術者の様子を確認しながら行うことが大切になってきますね。
指圧に近い物があり、圧の調節も体重で行います。
アロマオイルでリラックスしながら、フリクションでほぐされてゆく。とっても気持ち良さそうですね!