今までのコラムでいろいろなエッセンシャルオイルを紹介してきましたが、高血圧な方の使用には注意が必要であったり、妊婦さんは使用してはいけなかったりと、特定のエッセンシャルオイルを使ってはいけないこともありましたよね。
 
今回は、利用してはいけない・注意が必要と云われているエッセンシャルオイルを少しまとめて紹介します。
専門家により、使用してはいけなかったり使用しても大丈夫だったりとまちまちなのですが、一般的に使用を避けた方が良いといわれているものをあげますね。
 
妊娠している方は、基本的にはエッセンシャルオイルを使わない方が良いかと思います。オススメできるのはネロリくらいでしょうか。
特に使用を避けた方がいいといわれるエッセンシャルオイルは、ラベンダー、ローズマリー、ローズ、カモミール、ジャスミン、クラリセージ、サイプレス、ジュニパー、マージョラム、ペパーミント、ミルラ、メリッサ、ゼラニウム、レモングラスです。
芳香浴くらいでしたら大抵の精油が大丈夫かと思われますが、キャリアオイルと合わせトリートメントで利用されるのは、やはり避けていただいた方が無難です。
 
また、授乳期にはマージョラムとペパーミントはオススメできません。
 
妊娠中の方でも安定期に入られた方は、ネロリを通常より薄い濃度にキャリアオイルで希釈し、トリートメントを受けられると良いと思います。ネロリには妊娠線予防の効果もありますので、オススメですよ。
 
高血圧の方は、ユーカリとローズマリーには特に注意が必要です。この精油はてんかんの症状がある方も注意された方がいいですね。
 
腎臓に問題のある方はジュニパー、うつ症状のある方はサンダルウッドをそれぞれ避けてください。お香のチャンダンや白檀も、サンダルウッドと同様です。その香りがとても好みであるというような場合以外は、気分の沈みがちな方の使用は避けた方が良いでしょう。
 
エッセンシャルオイルにはいろいろな作用がありますが、例えば血圧を上げてくれる作用のあるものを低血圧の人に使用すると、問題なく効果が得られます。
しかし、逆ですと…結果的に良くないことになってしまいますよね。
 
エッセンシャルオイルは目的やご自身の体調を考えて上手に利用し、すてきなリラックスアロマライフを楽しんでくださいね。